Episode 26(第26話)
2021年6月1日(火)その時が来た!
受賞式はオンラインで行われた。
OMOTENASI Selection(おもてなしセレクション)は日本の優れたおもてなし心あふれる商品・サービスを発掘し世界に広めることを目的に創設されたアワード。
選定員は日本在住の世界6地域15ヵ国の海外の方々。
ウェブマガジンの編集長、インフルエンサー、メディア運営者、映像ディレクター、各国大使館関係者等々、そうそうたるメンバーで現物審査を行う私のあこがれの賞だ
「それでは金賞を発表いたします」
画面を見つめながら、心臓の場所がハッキリ分かるほど緊張感はマックス! 私は思わず両手を合わせた。
次の瞬間、画面に映し出されたのは別の商品だった。
ダメだぁぁぁぁ
体中の全ての力が一気に抜けて行った。
でも、待って! 最高の「金賞」はダメだったけど、今回2商品エントリーして2商品とも受賞したんだ
◆これ、欲しかった!(抗菌マスクケース&バックインファイル)
◆The Earth 地球よ!(出雲縁結び米&しじみ味噌汁)
昨年誕生したAdd和!TOKYO、まだ無名の会社がダブルで受賞
これは奇跡なのだよ
受賞後からプレスリリース、広告宣伝がOKになる。
商品を育てて行くのはこれから私は気持ちを切り替えて流れる受賞商品の画像を見ていた。
その日からイロイロなメール、電話が入り始めた
関係のない「営業」も多かったが、営業マン達がOMOTENASHI Selection受賞のニュースをきちんと知っているコトに正直驚いた。
そんな中アメリカ・ミシガン州在住の日本人の女性から連絡が来た。
「The Earth 地球よ!を扱わせて欲しい」
Bokksu Inc: アメリカ・ニューヨークを拠点とし、世界各国のお客様に日本の素晴らしいお菓子を提供しているお菓子のサブスクをメインしている会社だった。
「お菓子以外にも日本の素晴らしい商品を紹介しています」
私より先に海を渡るコトになった子供たち、待ってて、私もすぐにそっちに行くから。
Episode 27(第27話)
2021年7月23日 夜、私はTVの前でハラハラしていた。
東京・国立競技場 オリンピック開会式。
「長くない?」
IOCのトーマス・バッハ会長、大会組織委員会の橋本聖子会長の挨拶。
後から分かったコトだけど、2人合わせて約9分の予定がバッハ会長は約13分、橋本会長は約6分半と言う長さだったのだ。
「これからだよね?」
私は何度もそう思いながらそのシーンを待っていた。
でも、何かパッとしない??!!
そっか日本の一番クールな部分、ポップカルチャーの演出がないのだ。
それに政府が掲げていた「復興五輪」のイメージもない。
たしかに開会式の演出家がコロコロ変わったり、観客を入れるか無観客でやるのか?開催直前までゴタゴタしていた。
でも日本には素晴らしいアーティスト、ダンサー、ミュージシャン、演出家、クリエーター達が沢山いて、全魅力が開会式に集結!
その日本のス・テ・キさに改めて日本人の私たちも感動して、 全世界がウアォ!!
その優越感にひたれる喜びを味わう。
コロナ禍での今までのウップンが解消される瞬間。
期待は見事に裏切られた。日本中がガッカリした夜になった。
ムシムシ、うだるような「夏」、とくに今年は命の危険さえ感じてる(笑)
「涼しいところに行きたい」 分かってる、コロナ禍では夢物語だってコト。
エアコンが苦手な私もさすがにスイッチON。
PCに向かいながら、Add和!TOKYOの熱い想い、商品内容、販売条件等々エントリー書類を作成して行く。
片っ端から「無料企画」に応募する作戦を決行中。
ともかくエントリーしてその審査結果を待つことにした
「止まるな! 動き続けろ!」
進行中の「JAしまね 出雲地区本部」さんとタッグを組んだ新商品。
さて、どうする? わたし???
Episode 28(第28話)
帝国ホテルのラウンジ私はよくこの場所で人に逢う。
広々とした空間、コーヒーもケーキも美味しくてお気に入りの場所なのだ。
「それは面白いですねぇ」
「ぜひ、ボクにも手伝わせて下さい!」
彼はとても爽やかに、とても力強くそう言ってくれた。
YUKI君
30代の彼とは前の仕事で知り合った。
マーケティング会社に勤務している。オフィスは六本木。
スラリと背が高くて、さりげにお洒落。
ジャケットにスキニーでもなくゆったり過ぎてルーズでもないシルエットのパンツ、とても清潔感がある。
自分をイケメンだとは思っていない、正統派の「イケメン」で驚くほど真っすぐで、真面目
私はそこもスゴク気に入っている(笑)
「ボクに書けるでしょうか?」
始めは心配していたYUKI君。でも私の目は大正解だった!
驚くほどの文才とデザイン力、構成力が次々と開花して今はプレスリリース、SNS関連を手伝ってもらっている。
YUKI君の奥様もこれまた超美人。
メイクの仕事をしていたSATOさんとは仙台のクラブで出逢ったのだと言う。
子供が生まれた時には私も本当に嬉しかった。
育休を取得して頑張っていたYUKI君を知っていたから。
SATOさんはつわりがひどくて、妊娠中全ての添加物がNG!になり吐いていた。
国産で添加物のない商品を選び、食事の支度、掃除・洗濯、2人の小さな息子の面倒、フル回転でサポートしていたYUKI君。
これが世間で言う育メンと言うモノなのね
Zoomの打合せの時も長男と次男が時々ちょっぴりだけ顔を見せる。
「こんにちは!」
その可愛い挨拶に心が癒される私。
子育て中の頑張るパパとママ。そんな人達にも喜んでもらる応援できる商品を届けたい!
どんなモノがいいのかしらん?? 私は新商品の企画を始めた。
Episode 29(第29話)
2021年夏
毎日毎日ただただ暑くて暑くてどうしようもなかった。
エアコンがあって良かったぁ~
心の底からそう思う。
それに数年前に買い替えたばかりですこぶる調子がいいのだ。
私は暑さと東京オリンピック、そしてコロナを言い訳に画面の向こうで頑張っている。
10代の若いアスリート達の活躍に力をもらいながら、涼しい部屋で必死に仕事をしていた。
夏祭りも、海の家も、花火大会もオリンピック以外は全てのイベントが中止された。
コロナ2年目の夏の想い出
子供たちは絵日記に何を描くんだろう?
自分や人々の顔にはマスクが付いているんだろうか?
9月に入っても電気代が心配になるほどエアコン依存症のまま過ぎて行った。
★9/1 Bokksu Incスタート
アメリカ・ニューヨークを拠点に世界各国のお客様に日本の素晴らしいお菓子を提供しているお菓子のサブスクをメインしている会社。
・The Earth 地球よ!(出雲縁結び米&しじみ味噌汁)
私より先に海を渡った商品の画像と説明文、当たり前だが全て英語のサイトを見た時には本当に嬉しかった。
★9/7「2021年度版 令和のベストヒット大賞」全国の書店で販売開始
Webにも掲載され、Amazonではkindle版も購入できる。
・The Earth 地球よ! (出雲縁結び米&しじみ味噌汁)
・これ、欲しかった! (抗菌マスクケース&バックインファイル)
OMOTENASHI Selectionを受賞した2商品が「令和のベストヒット大賞」にも選ばれたのだ。
★9/15:ニッポンセレクト販売スタート
そして、ナナナント、ANA「翼の王国」10月号にも掲載が決定した!
私たちは前に進んいるのだろうか?
イロイロ進展があっても自社サイトの売上はそう簡単には伸びて行かない。
星の数ほどある商品、サイト、あふれかえる情報。
大変だと分かっていたはずなのにその現実が重くのしかかる。
だれか私たちを早く見つけて!! 私は毎日叫んでいた。
Episode 30(第30話)
SNSマーケティング
InstagramやTwitterなど人気SNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)を活用してファンを獲得し、企業の売上・ビジネス成長につなげるマーケティング活動のこと。
良く分かっている!!
私も昨年2020年7/25(土)メチャクチャお日柄の良い日にAdd和!TOKYOのサイトを始める前から「Coming Soon」でスタートしていた。
・Instagram
・Facebook
・Twitter
近年、消費者と企業のSNSの利用率が高まり、検索エンジンよりもSNSで情報収集している人が確実に増えている。
それにSNSに影響されて商品を購入する人も多く存在している。
良く分かっている!!
でも必死でこの1年続けていたが、現実はAdd和!TOKYOのフォロアーは目標数の半分にも達していなかった。
何かが、足りない
何かが、違う
新しい試みが必要な時期なんだ。
「キャンペーンをやりましょう!」
「商品を宣伝してくれるAdd和!TOKYOのアンバサダーを募集しましょう!」
YUKI君からの提案。
なるほど、私達は直ぐに実行に移した。
募集すると思いのほか、沢山の応募があり、ビックリ。
本当にイロイロな人がいる。
写真も画像も文章もそれぞれ個性があって、Instagramの投稿を見ながらその人となりを想像するのが楽しかった。
21名に決定!
まずはOMOTENASI Selectionを受賞した、これ、欲しかった!(抗菌マスクケース&バックインファイル)を送った。
今後、3ヵ月間その方々が月1回の投稿をしてくれるコトになった。
Twitterも商品の宣伝だけではなく「朝活」をスタートした!
朝のTwitterのタイムラインは「おはよう」ツイートで溢れている。
「おはよう」とだけつぶやく人
今日は何の日をネットで調べて語る人
自分の地域のお天気を知らせる人
1日の目標を書く人
今日の運勢を占ってくれる人
元気になる言葉を発信する人
ブログやYoutubeの宣伝をする人
私も毎朝、「おはよーございます」とTwitterの世界に挨拶をした。
投稿する時間もイロイロ試している。
どんなに早く起きてTwitterを見てもそこには既に「おはよー」が飛び交っている。
毎日、一生懸命、自分の人生を生きている人達がいた。
2022-09-06 21:22:49
| コメント(0)